キャンプにおすすめのホットプレート5選｜アウトドア・庭・屋外で使えるものも

手軽なレジャーとして人気のキャンプ。料理はキャンプの大きな楽しみの1つですが、炭火をおこすのは慣れていないと時間と手間がかかります。そこで外で使うホットプレートがあれば、手軽にキャンプ料理を楽しむことが可能です。

特にカセットガス式のホットプレートは、電源がない屋外のキャンプ場でも簡単に利用できるのでおすすめです。面倒な火おこしは不要で、カセットボンベをセットするだけですぐに調理ができます。プレートを外すと「こんろ」として使えるタイプなら、湯沸かしや煮込み料理も可能です。

カセットガス式ホットプレートはキャンプだけでなく、自宅の庭やベランダでのバーベキュー・食卓での焼肉などでも活躍するので1台あると重宝します。自分に合ったホットプレートを見つけて、いつでもどこでも手軽にホットプレート料理を楽しみましょう。

ホットプレートには、電気を利用するタイプとカセットガスを利用するタイプがあります。どちらも一長一短ありますが、キャンプのようなアウトドアで使うホットプレートは、カセットガス式がおすすめです。

※この表は横スクロールできます

ちなみにこの電気式ホットプレートの「消費電力は要確認」とは、電源サイトの容量上限が決まっているため。1200〜1300W消費するホットプレートが多い中、キャンプ場の電源サイトは容量1000Wが上限のところがほとんどです。

それでも電気式ホットプレートを使用したい場合は、1300Wがカバーできるポータブル電源が必要になります。このように、いろいろ考えなければならない煩わしさもあるため、おすすめなのはカセットガス式です。

カセットガス式のホットプレートは、電源のコンセントを必要としないので、コードレスでどこにでも持ち運んで利用できます。家のテーブルに置く場合も、電気コードがコンセントにつながっているといった煩わしさがありません。キャンプでも家でも、場所を選ばずに利用できるのが魅力です。

手軽なカセットガス式ですが、ガスボンベのガスがなくなると使えないので予備のボンベを常に用意しておく必要があります。ガスボンベの使用期限は通常7年。比較的長持ちで災害用に備蓄のある方もいると思いますが、なるべく古いものから使い切ってください。

カセットガス式のホットプレートの魅力の1つは、直火である点。電気式とは違い直火で直接プレートを温めるため、予熱時間が短く食材にしっかりと火が通ります。

また、火力が強いので食材をこんがり美味しく焼けます。お肉の美味しさの違いももちろんですが、一番差が出るのは「焼き野菜」。ホクホク甘みのある美味しさは直火ならではですよ。コンロによって最大発熱量には違いがあるため、選ぶ際にチェックしましょう。

盲点となりやすいのがこの加熱ムラ。ホットプレートを使用する際に、電熱線が入っている以上加熱ムラが起こるのは仕方がない…と思っていませんか？

カセットガス式であれば、通常のガスコンロのように「五徳」がついていたり、魚焼きグリルのように左右から火が出たりと工夫もさまざま。電気式よりも加熱ムラが少ないです。

災害時の備えとしてもおすすめです。カセットガスとホットプレートがあれば、ガスや電気が使えなくなっても加熱調理ができます。不安になりやすい災害時でも、温かいものを食べられれば気持ちが落ち着くので、用意しておくと安心です。

おすすめ商品として紹介したイワタニの商品はすべて、付属の鉄板を外すと下には五徳が付いており、通常のカセットガスコンロとして使用可能です。

要するに、サイズが合えば付属品以外の鉄板プレートや鍋なども使用可能！これがとても使い勝手がよく、たこ焼きプレートなどのオプション追加でさらに楽しみが広がります。

純正オプション品以外のプレートを選ぶ際は、ガスボンベを過熱させる恐れのあるプレートを選ばないようにしましょう。ボンベ部分を上から覆うような大きなプレートのほか、セラミックなど遠赤外線を多く出す素材のプレートはボンベを熱くする恐れがあるので利用できません。

使用時に特に確認が必要なのは、ガスボンベが熱くなっていないかどうかです。気づかないうちにガスボンベが過熱すると、爆発の恐れがあります。たとえば、ガスボンベ部分を覆うような大きな鉄板や鍋をのせて使うと、ボンベが熱せられて危険です。

また、カセットこんろで炭の火おこしをすると、炭からの放射熱でボンベが過熱して大変危険です。ガスボンベを夏に自動車の中に放置したり、暖房器具の近くに置いたりするのもボンベの過熱につながり非常に危険です。ガスボンベの置き場所、取り扱いには気を配りましょう。

カセットガス式のホットプレートは火を使うため、燃えやすいものから離して利用すると安全です。また、キャンプなどのアウトドアでは、昼間はコンロの炎が見えにくいのでやけどに気を付ける必要があります。また、屋外では炎が風にあおられることがあるので、風下に燃えやすいものを置かないようにしましょう。

おうちだけでなく、アウトドアでも大活躍のホットプレートですが、商品によっては収納ケースが付属していないものもあります。外で使用する機会が多い場合は、持ち運びやすさも重要となりますよね。これからホットプレートを購入する方は、専用ケースの有無も要チェックです。

たとえば、キャンパーからの支持が高い「焼き上手さんα」は専用ケースが付属していません。しかし、「焼き上手さんα」をきれいに収納できるケースがあります。それは

• TRUSCOの「プロテクターツールケースXL」
• 無印良品の「ポリプロピレン収納ボックス・ワイド・中」・「ポリプロピレン収納ボックス・ワイド・用蓋」

の2つです。以下の表にそれぞれの特徴についてまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

無印良品にも「焼き上手さんα」がぴったり入るケースが販売されています。「ポリプロピレン収納ボックス・ワイド・中」という商品です。本当にジャストサイズなので、中で動く心配もありません。ちょうど手のひら一枚分ほどの隙間があるので、取り出すのも簡単です。

ただし収納の仕方に少しコツがあります。「焼き上手さんα」に蓋をしたままの状態では、ケースの蓋が閉まりません。しかし、「焼き上手さんα」の蓋を裏返した状態で、ホットプレート本体の上に乗せると、きれいにケースの蓋を閉じられるようになります。

ただし、こちらのケースは本体と蓋が別売りです。

一般社団法人 日本ガス石油機器工業会※によると、カセットガス式のこんろには使用期限があります。使用しなくても、ゴムの部品は劣化するので、製造から約10年を目安に買い替える必要があります。型落ち品や中古品を購入する場合、製造年が古いと使用可能年数が短いです。

また、ボンベのメーカーによると、カセットボンベは約7年が使用期限の目安です。ゴムの部品が劣化したボンベを使うと、こんろとの装着部分からガス漏れが生じ、引火の恐れがあります。

さらに、保管中の古いボンベからガスが漏れる場合もあります。古いボンベは早めに使用して新しいものを補充する、ローリングストックを心がけましょう。

「おすすめホットプレート5選」で、イワタニ「焼き上手さんα」を紹介しましたが、「焼き上手さんβ」・「焼き上手さんβプラス」という製品も登場しています。「焼き上手さんα」は、オーソドックスかつさまざまな料理を楽しめる、キャンパーからの支持が多いホットプレートでした。

「焼き上手さんβ」での調理の仕方はほとんど「焼き上手さんα」と同じですが、本体サイズの奥行きが9ミリほど、大きくなっている点や点火つまみの素材、カラー展開が変化しています。

また、「焼き上手さんβプラス」のみ、ガスボンベのカバー部分にもフッ素コート加工が施されており、よりお手入れが簡単になっています。

多くのホットプレートには、平面プレートが標準で付属しています。平面プレートは利用範囲が広く、焼肉はもちろん、お好み焼き・ホットケーキなど、焼き物全般に使用できます。平面プレートは、朝昼晩の食事の調理に活用できます。

<おすすめキャンプ飯>

• お好み焼き
• 焼きそば
• ピザ
• ホイル焼き
• 餃子
• ちゃんちゃん焼き
• トースト　など

波型プレートや穴あきプレートは、焼肉・ステーキ・グリル料理に適しています。標準付属ではなくオプション購入の場合がありますが、肉の余分な脂を落とした焼き上がりを楽しめます。

<おすすめキャンプ飯>

• 焼肉
• ステーキ
• グリルチキン
• 焼き魚
• 野菜のグリル

たこ焼きプレートは製品によって標準で付属している場合とオプションの場合があるため、購入前に確認しておきましょう。たこ焼きプレートがあれば、たこ焼きだけでなくアヒージョ・チーズフォンデュ・焼売などの多彩なレシピが楽しめます。

<おすすめキャンプ飯>

• たこ焼き
• アヒージョ
• チーズフォンデュ
• しゅうまい
• ミニホットケーキ
• 焼きおにぎり・餃子ボール

バーベキューによく使われる食材といえば、焼肉に焼き野菜が定番。これらを使って、締めのご飯も鉄板に乗せてしまえば、簡単に石焼ビビンバが作れます！

<石焼ビビンバのたれ>

調理や後片付けが簡単なホットプレートは、キャンプ場でも手軽に美味しい料理が作れるアイテムです。ホットプレート料理のレシピも増えているため、さまざまなキャンプ料理のレパートリーを楽しめます。トーストやホットケーキなど、朝食やおやつ作りでも活躍するホットプレートでキャンプを楽しみましょう。