油が落ちる焼肉プレート（ホットプレート）をご紹介｜油はね対策も

ホットプレートは焼肉・焼きそば・たこ焼きの他にもさまざまな料理ができるとても便利なキッチンアイテムです。焼肉もホットプレートが1台あればさっと気軽にできます。おうち焼肉は1人で晩酌しながらでも、数人でホットプレートを囲んでも楽しくて美味しいです。

しかしホットプレートでおうち焼肉をするとどうしても煙や匂いが気になりますよね。衣服だけでなく壁・天井にまでにおいが染みついて取れなくなることも。しかし油が落ちるホットプレートなら煙・匂いが発生しにくくなるため心配が少なく済みます。

そこで今回の記事ではおすすめホットプレートの選び方・ランキングを紹介します。またホットプレートの油はね対策も必見です。油はねしない温度がわかれば安全にホットプレートが使えるのでぜひ参考にしてください。

油の落ちるホットプレートのメリットはいくつかあります。メリットを覚えておくと購入するときの参考になります。油の落ちるホットプレート選びに役立ててください。

油の落ちるホットプレートは従来の製品と違いは、油が過熱されるかどうかです。煙や匂いの大部分は油が加熱されて発生します。

油の落ちるホットプレートはプレートの下にある油受け皿に油を落として、油の加熱を防ぎます。一般的なホットプレートでは油受け皿がなく、油が直接加熱されるために煙や匂いが発生します。

油の落ちるホットプレートも全く煙や匂いが発生しないわけではありません。全く煙を出したくないなら無煙ロースターがおすすめです。

油の落ちるホットプレートでは肉が加熱され溶け出してきた油が、プレートを伝って油受け皿に落ちます。つまり、煙や匂いが発生しないだけではなく、油を落としてカロリーをカットできます。

油や脂質のカロリーは1gで約9kcal(キロカロリー)です。タンパク質や炭水化物が1gで4kcalですから、油のカロリーの高さがわかります。高いカロリーの油を落としてくれるホットプレートは焼肉をヘルシーにしてくれるのです。

油が落ちるホットプレートはデメリットもいくつかあります。しっかりとデメリットも承知した上で、油が落ちるホットプレートの購入を検討しましょう。

油が落ちるホットプレートは食材が落ちない程度の穴が空いており、そこに油が流れて油受け皿に落ちるタイプがほとんどです。油の落ちるホットプレート上で焼肉のタレをふりかけても、油と一緒に穴に落ちてしまいます。

傾斜によって油を落とすタイプならソースはやや落ちにくくなります。それでも一緒にソースを使うなら粘度が高めのソースがおすすめです。

油の落ちるホットプレートで穴の空いたタイプは、細かい食材も落ちてしまいます。油の落ちるホットプレートで焼肉をするときは肉はもちろん、野菜やその他の食材もある程度の大きさにカットするようにしてください。

トングを使うと箸では落としやすい食材も簡単につかめて、落としにくくなります。焼肉をするなら耐熱性のトングを購入しておくと便利です。

ホットプレートで主流の加熱方式はヒーター方式です。電気でヒーターを稼働させてプレートを加熱する方式で、ヒーターの配置によって焼きムラが出る場合があります。ヒーターの配置が密な製品ほど焼きムラが少ないです。選ぶときにしっかりとチェックしましょう。

ヒーター方式は構造が単純なためにリーズナブルな製品も多く、コンパクトタイプからファミリータイプまでリリースされているバリエーションも豊かです。使い方や温度調整も簡単で誰でも直感的に操作できます。

カセットガス方式のホットプレートはカセットボンベを燃料にするタイプです。カセットボンベを使用するためコードレスで利用場所を選びません。直火でプレートを加熱するので火力が強く予熱が速さが魅力です。

一方でカセットガス方式は、カセットボンベを利用するのでランニングコストが高めです。強い火力がいい方やアウトドアにも使う予定がある人に、カセットガス式はおすすめです。

赤外線方式のホットプレートはリリースされている数は少ないですが、特殊な赤外線ヒーターを搭載しており直火調理が可能です。赤外線加熱方式は他の加熱方式と比べて立ち上がりが早く、予熱時間も少なくて済みます。食材への伝熱効率も良く、ワンランク上の料理が楽しめます。

プレートには遠赤外線効果がある素材でコーディングしている製品もあり、炭火料理と同じような味わいに料理が仕上がります。本格的な焼肉を楽しみたい人には赤外線方式のホットプレートがおすすめです。

油の落ちるホットプレートを購入するなら、プレートの種類にもこだわりたいですよね。表面の加工やこなせる料理の種類によってもプレートの種類は分かれます。どんなプレートが付属しているのか見極めて賢く選択してください。

ホットプレートのプレート表面はフッ素樹脂加工されている製品がほとんどです。焦げ付きにくく汚れがさっと落ちるので、必ずフッ素樹脂加工されている製品を選択しましょう。

フッ素樹脂加工の中でも最近はマーブルコートやダイヤモンドコートなど、傷付きにくいコーティングの製品もあります。表面のコーティングによってホットプレートの耐久性は大きく変わります。ヘラ使用OKと謳われている製品は耐久性も高くおすすめです。

ホットプレートには油が落ちるプレート以外にも平面プレート・たこ焼きプレートなどが付属している製品もあります。また深鍋プレートが付属している製品は焼き物以外にも煮物や鍋、蒸し焼き料理など調理のレパートリーが広がりますのでおすすめです。

購入する前に必ず、どのような種類のプレートが付属しているのか確認しましょう。プレートの種類で調理のレパートリーが大きく左右されますので、しっかりチェックしてください。

油が落ちるホットプレートを選ぶときには安全性も重要なポイントです。やけど防止ガードが付属していたり、温度上昇を感知して加熱をオフにしたりなどの安全機能を搭載している製品をおすすめします。

電源も引っかかった場合にすぐ外れるマグネット式コードを採用しているモデルなら、人の行き来があっても安心です。万が一の事故を起こさないために、しっかりと安全機能をチェックしてください。

カセットコンロを持っているなら焼肉プレートのみ購入して、油の落ちるホットプレートと同じように焼肉を楽しめます。プレート単体でリリースされている製品は値段もリーズナブルで手軽に購入できます。

ホットプレートの油はねの原因のひとつは水です。水と油は高温になると離れる性質があります。お肉や野菜に含まれた水が、油と合わさり弾かれて油が飛んでしまいます。もうひとつの原因はオイルミストです。オイルミストは220度以上になると発生し、微粒子化し空気中に浮遊する油です。220度以下に温度を抑えれば油が気化せず油はねや匂いが抑えられます。

その他、油が落ちるプレートを使用する以外の対策としては、ホットプレートの周囲に油はね用のシートや新聞紙を敷く方法です。ホットプレートをした後の片付けが楽になります。

さらに、キッチンコンロで使用するような油はねガードも効果的です。油とびの対策を詳しく知りたい方は下記の記事を参考にしてください。

焼肉が終わった後のホットプレートは油で汚れていて洗うのが大変です。ホットプレートを洗うときには「キッチンペーパー」「中性洗剤」「重曹」を使うと、簡単に油汚れを落とせます。清掃手順を見ていきます。

1. 水または氷をホットプレートに入れる
2. 浮いてきた油をキッチンペーパーで拭き取る
3. 重曹2に対して水1を混ぜて重曹ペーストを作る
4. 重曹ペーストをプレートに塗る
5. 10～15分ほど置く
6. キッチンペーパーで重曹を拭き取る
7. 中性洗剤で洗う

水と油は弾きあうため、水を入れると油が浮いてきます。重曹はアルカリ性のため、酸性である油汚れに効果的です。

油の落ちるホットプレートは煙やにおいを抑えられるので気軽に焼肉ができます。高カロリーの油を落としてくれるので、焼肉も普段よりヘルシーに食べられます。そんな油の落ちるホットプレートで快適に焼肉を楽しんでくださいね。